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戦略人事への旅⑤:人事のオペレーション機能

2月16日のブログで「日本企業における戦略人事のあり方」で、デイブ・ウルリッチ教授が提唱する人事の機能をもとに作成した日本の戦略人事のモデル図をご紹介しました。

今回は、人事のオペレーション機能について考えてみたいと思います。


人事は、入社から退職までの手続き、給与計算、社会保障関係、労務管理、人事システムの運用、労働組合対応、採用、人材育成などたくさんのオペレーション業務の塊と言っても過言ではありません。

企業が戦略的な行動を行えば、そこに必ず人事の業務が発生します。

社会の変化に応じて、国や行政の施策にも対応しなければなら図、絶えず対応課題がいっぱいです。


人事のオペレーション業務が疎かになると、企業として社会への参加資格は得られません。

人事のオペレーション業務のレベルが低いと、社員からの信頼を獲得することもできません。

そのため人事スタッフは、人事のオペレーション業務の知識とスキルを磨くことに注力します。


私たちの旅である戦略人事とは、企業の経営戦略の達成のために経営戦略と人材マネジメント・組織マネジメントを連携・連動させることで競争優位を確立する活動をいいます。

オペレーション業務だけを行なっていては競争優位性の確立への貢献はできません。


戦略人事への転換で避けることができなのが、オペレーション機能の最適化と効率化です。

最適化と効率化で生まれた活動余力を人事企画機能・ビジネスパートナー機能・人材開発&組織開発機能の組織能力の獲得に振り向けることが重要です。

 ・人事企画機能:経営戦略を達成するための人事や人材育成に関する企画・設計を行う

 ・ビジネスパートナー機能:各部門や社員に寄り添い、パフォーマンスの最大化を人と組織の側面から支援する

 ・人材開発&組織開発機能:事業部門の必要人材の開発、組織能力の強化・風土改革を支援する


次回(GW明け)は、いかにオペレーション機能を最適化・効率化するかを考えたいと思います。




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